コーンパイプ放浪記

昔は良かった・・・

昭和56年からパイプを吸っているが、当時は町のタバコ屋でも「桃山」や「ロックンチェア」なら手に入った。
外国のパイプタバコでも、百貨店のタバコ売り場まで出向けば、普通に買う事も出来た。

今はどうだ、タバコと言うだけで目の敵にされ、身近な所でパイプタバコを見かける事すら出来なくなり、専門店に足を伸ばさなければならなくなった。
さらに、老舗と言われていたタバコ専門店の幾つかが、廃業を余儀なくされている現状だ。
まさに、「昭和は遠くなりにけり」。

こんなご時世にあり、「豊かな生活を送るために、今一度パイプ喫煙を見直そう」と言ったスタンスで、パイプ喫煙の裾野を広げる為に書いたのが「コーンパイプ探検記」である。

ここ「コーンパイプ放浪記」は、パイプ喫煙の裾野を広げる為、全国のタバコ屋などに「コーンパイプ探検記」を寄贈して回る、その足跡を綴ったものである。
放浪記で紹介されているタバコ屋に行ったならば、ぜひ手に取っていただければ幸甚です。

ホテル「パイプのけむり」

パイプスモーカー垂涎(すいぜん)の宿と言えば、間違いなくここだ。
パイプ喫煙者のオーナーが、「暖炉の前でパイプをふかせる宿を作りたい。」、そんな思いから立ち上げたホテル、一度は泊まってみたいと願うのが喫煙者の性である。

観光地だけどリーズナブル。
食事は、飲み放題付きのバイキング形式と、気軽に利用できるところも魅力である。
企業理念に、「豊かな生活を楽しむ」とあったし、「コーンパイプ探検記」を寄贈させて頂くところは、ここを置いて他にはない。
そんな思いで訪ねさせていただいている。
プチ観光気分で楽しんで頂ければ幸甚である。

強羅箱根「パイプのけむりプラス」

箱根登山鉄道、その終点になる強羅駅に隣接しているのが、「強羅箱根ホテルパイプのけむりプラス」だ。

温泉でにぎわう湯本を出発し、スイッチバックを繰り返しながら、山間を縫ってたどり着く、なんとも言えない旅情ある宿である。
線路脇にたたずむホテルの窓からは、減速しながら入ってくる登山鉄道が見える。
日が落ちた梢の間から、暖かい光をたたえた二両編成の車両が、乗客の様子まで伺える距離で、ユックリと通り過ぎて行く様は、まるで旅愁を誘う映画のようだ。

チェックインをすませたら、さっそく強羅駅前商店街に繰り出そう。
敷地を出るとすぐに踏切があるのだが、その向こうはすでに商店街だ。
規模はややこぢんまりとしてはいるが、それがかえって箱庭的な情緒で、浴衣を着流してブラつくには丁度良い。
ホテルに駅、登山電車と商店街、これらが小さくまとまり一つのアトラクションとなっている。
日常と、非日常の、境目にあるようなホテルである。

肝心のロビーであるが、落ち着いたアンティークな造りで、創業者の願いが形作られている、「コーンパイプ探検記」も自然に溶け込んでくれるだろう。

熱海

2025年8月、いま熱海はバズっている。
日本のワイキキ(ダイヤモンドヘッド付き)と称されるビーチには人があふれ、駅前の商店街は横浜中華街と見間違うほど、ごった返している。
海岸線から駅に向かう道は、どこも満車状態の駐車場の様に身動きが取れないし、近年パワースポットとして人気急上昇の「木宮神社」では、交通整理がひっきりなしに車を流している。
いやぁ、時代は変わるものである。

ほうほうの体で、海岸線から熱海銀座を経由し、抜けだしたと思えば木宮神社行きの車列につかまり、久方ぶりの観光地渋滞に辟易する。
しかし東海道線の高架をくぐって車が動き出したと思ったら、ものの5分もしないうちにホテルが見えてきた、フト気づけば車は私一台だけ、さっきまでの喧噪が嘘のようだ。

広い駐車場と山に囲まれた様に佇むホテル、パイプをふかしながらノンビリと散策してみたくなる閑静な空間だ。
バズりまくる観光地のお膝元に、こんな静かな宿があるなんて、普通では気付くことは難しい。
名だたるホテルが林立する熱海にあり、ここ「パイプのけむり」にたどり着けたのは、まさにパイプ喫煙者ならではの特権だろう。

ユッタリとした玄関に、アンティークなロビー、観光地の目と鼻の先でありながら、静かな一時をすごせる隠れ家的ホテル。
是非、パイプ関連の書籍にひたる一夜を過ごしてほしいものである。

中部・近畿

愛知県名古屋市西区 「スモーキングショップ フナハシ」

営業時間:月~土曜日 9:00~18:00
定休日 :日曜日(正月三賀日を除く)
住所 :〒451-0044
愛知県名古屋市西区菊井1-3-14
TEL.052-551-7818/FAX.052-551-7822

創業50年に及び店主は2代目と言う、名古屋きっての老舗で、「名古屋を拠点とするパイプ倶楽部」のホームタウン的な場所だ。

スモーキングショップの名前の通り、喫煙関係の商品だけを扱う専門店で、なにより、昭和の時代を切り取った様な店構えと店内は、古き良き時代を満喫するのに打って付け。

また、ショーケースの奥にある、ソファーと灰皿が置かれている机、これがパイプ喫煙者が集まってノンビリできるスペースになっている。SDGsのご時世にあり、パイプ喫煙者にやさしいお店と言えそうだ。

(フナハシ ブレンド)
店内には「先代お勧めのブレンドタバコ」が置いてある。
なんでも、桃山とボルクムリーフをミックスしたもので、飽きの来ない味わいだとの事。
そう言えば、私が所蔵している昭和のパイプ書籍に「楢崎マスターブレンダー推奨のレシピ」なるものが紹介されているが、この店にも同じように昭和の歴史が残っている。
なお、フナハシブレンドのレビューは改めて追記する事としよう。

(フナハシ パイプ)
スモーキングショップ フナハシには、ブレンドとは別にもう一つのオリジナルが存在する。
それが、プライベートブランドパイプの「バラード」だ。
かのローランドシリーズで一世を風靡したフカシロ製作所に製造委託しているパイプだそうだが、ブライヤーの木目を最大限に生かしたパイプとの事だ。
残念ながら私はまだ所持していないので、パイプのレビューは購入してからユックリと追記して行こうと思う。

愛知県名古屋市中区 「ワールドリカー&タバコ スピリッツ」

【Spirits広小路伏見店】
住所:〒460-0008 
   愛知県名古屋市中区栄2-2-8 オー・ド・ヴィー伏見1F
   (電気の科学館の3件東隣)
TEL   :052-231-2312
営業時間:11:00~21:00
定休日 :日曜日(都合により変更になる場合がございます)

名古屋の中心街にある希少なタバコ専門店、それがここスピリッツだ。

以前は大須商店街にあった老舗タバコ専門店を懇意にしていたのだが、その閉店の報を聞き、散々探し歩いた末たどり着いたのがこのお店だ。

広小路伏見店、名前の通りビジネス街のビル1階にある店舗だが、近くに電気科学館や、コメダ珈琲のおかげ庵があるなど、名古屋らしさを満喫できる立地である。

店構えはこぢんまりとはしてはいるが、いきなり「ウォークイン ヒュミドール」が出迎えてくれる所は、確かな主張を感じさせてくれる。
しかしこの規模のヒュミドールがあるタバコ屋、東京くんだりまで行かないと出合えないのではないかと感心させられる。

店内は酒とタバコが所狭しと並び、品揃えも申し分無く豊富であり、男のロマンをくすぐる作りとなっている。
店長は若くて知識も豊富だ、これからのパイプ喫煙を支える一角を担う、そんなキャパシティーを感じるお店である。

なお、本店はシガレットとお酒が中心で客層も若い。
ユックリとパイプ、葉巻を選ぶにはこの広小路伏見店がお勧めだ。

愛知県蒲郡市 STOGIE HOUSE(タバコ&カフェ)

〒443ー0041
愛知県蒲郡市宮成町8ー23
℡0533ー95-3951
営業時間 11:00~19:00
定休日 火曜日

高速を降りてしばらく車を走らせると、なだらかに下る坂の向こうに三河湾が見えてくる。
その道の途中に目的のタバコ屋があるのだが、チョットだけエーゲ海を旅している気分にさせてくれる。
併設しているカフェは、イタリア語の小麦を現す「グラン」を冠し、噴水のある庭園はまさに地中海・・・
実際は蒲郡なんだが、まぁ気持ちだけはヨーロッパだ。

タバコ屋は、名前を「安葉巻を意味するストージー」としてはいるが、英国を感じるブリティッシュスタイルで外国気分を味わえる。
パイプタバコの品揃えも豊富で、ジックリと選べる店内の作りもパイプスモーカーに優しいが、営業開始はやや遅い。
お店を訪れる時は、お隣のカフェでモーニングを済ませてからがお勧めだ。

「グランカフェ」はベーカリーも備えているので、モーニングセットはサラダとゆで卵、それに加えてウェイトレスが持って来るバスケットから、好きなパン3個を選ぶ事ができる。
窓に映る噴水を眺めながらの、色とりどりの焼きたてパンと香り高いコーヒー。
「ん~、ここはもう日本じゃないね(蒲郡だけど・・・)」

日常を離れて、チョットだけご褒美な世界にひたるには良い所だ。

愛知県春日井市 「タバコ&コーヒースタンド」山田商店

〒486-0801
愛知県春日井市上田楽町2682ー5
℡ 056ー883ー2466
営業時間 
平日 : 7:00~21:00
土日祝:9:00~20:00
定休日:火曜日・祝日

店先の郵便ポストが目印、定番の「街角のタバコ屋」だ。
春日井市と小牧市の境にある、私の行きつけの店だが、夜に訪れると景色が一変する。

長い登り坂の入り口付近にあるのだが、決して都会とは言えない立地の為、日が落ちると街灯も少なく暗い。
そこに、いきなり眼に飛び込んでくるのが、「TABACCO & COFFEE」の黄色く光る看板だ。

店の横には自販機の並ぶ駐車場があり、コーヒースタンドの明かりに照らされた、数本のベンチと各所に設置された灰皿が、暗闇にポッカリと浮かんでいる。
時間が合えば、仕事終わりの人達などが、コーヒー片手に思い思いにタバコを楽しんでいて、喫煙者憩いの広場の様相を呈している。

客層も店長も若く、手巻きタバコ関連の品揃えは眼を見張るものがある。
パイプ、葉巻に関しても、普段吸いのラインナップはキッチリと押さえられているので、不便は全く感じない。
そんな事より、山田商店の業務形態だ。
「コーヒースタンド併設のタバコ店」、私の記憶の中ではここ一店舗だけだ。
コーヒーも旨いし、タバコも楽しく吸える店、近くに来たら一度は訪れる価値ありである。

愛知県豊橋市 たばこセンター やまもと

〒440ー0888
愛知県豊橋市駅前大通2ー71
0532-52-2479
営業時間 8:00~20:00
定休日  日曜日

東京オリンピックイヤーで沸き立つ1964年、東三河の玄関口である豊橋駅の西側にある、用水路上に建造されたのが大豊(だいほう)商店街だ。
「水上ビル」の愛称で親しまれ、飲食店や花屋、おもちゃ屋などが立ち並ぶ、その一角にあるのが「たばこセンター やまもと」だ。

間口こそ狭いが、昔の長屋作りの様に細長く、ビルの両側から入る事ができる。
取り扱うタバコは1000種類以上と多岐に渡るが、コンクリート長屋と言われる建物の作りを、上手に生かして簡素に整理されている為、店内総てのタバコが手に取りやすい。
チョットしたショッピング気分で、お目当てのタバコを探せる所は、スモーカーにとってはうれしい限りだ。

豊橋駅から、神社の参道の様に伸びる大豊商店街。
用水に沿って並ぶ、昭和レトロな全9棟のコンクリート長屋に、新旧入り交じるお店が軒を連ねる。
6月にもなると、通常の店舗に軒下出店の露店が加わる「マルシェ」が開かれるので、縁日に遊びに行く気分を味わいながら、タバコを買いに行くのも一興である。

岐阜県岐阜市 「世界のたばこ」アート書房

住所 〒500ー8351
   岐阜県岐阜市清本町1ー29
℡ 058ー273ー3880
営業時間 10:00~21:00
年中無休(正月三が日はお休み)

日本三大風水の一つ「金華山」、その頂きに偉容を誇り、斎藤道三や織田信長などの名だたる武将を城主に迎えた岐阜城。
その峻厳な城を見上ながら、清流「長良川」を生活の糧とする鵜匠(うしょう)の町で、筆者は幼少期を過ごした。
そんな生まれ故郷で見つけたのが、今回のアート書房さんだ。

JR岐阜駅に隣接する県道151号線、そこから少し入ったところで、視界が急に開け、「町の一角が駐車場」そんな景色が現れる。
安売りで定評のある大手スーパーを中心に、ドラッグストアや飲食店・書店等がアチラコチラに店を構える。
チョットしたモールに来た気分を味わえるので、買い物次いでに足を伸ばせる好い立地である。

しかし、店の名前だけを見れば決してタバコ屋だとは思えない。
本当に大丈夫なのかと不安になるところではあるが、なかなかどうして大した品揃えだ。
チョットした体育館レベルもある書店の一角、ではなく店内の一辺を使い、ところ狭しとタバコや喫煙具が並べられている様は、店長さんの意気込みを感じるところである。

読書と言えば、パイプ喫煙との相性はトップ3に入る。
タバコを買いに来がてら本を探すのも好し、本を買いに訪れたついでにタバコを買うのも良しの店である。

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